ヨーロッパ選手権2015の予選グループC(ザグレブ会場)の出場国と主な選手

グループCの会場はクロアチアのザグレブ

アレナ・ザグレブ(16,500人収容)

ユーロバスケット2015は4カ国共催です
グループAはフランスのモンペリエ
グループBはドイツのベルリン
グループCはクロアチアのザグレブ
グループDはラトビアのリーガ
が会場です、各組4位までが決勝トーナメントに進み、そこから会場はフランスのリールになります。

C組の6カ国

クロアチア

クロアチア代表:若手のダリオ・サリッチマリオ・ヘゾニアが目玉、またバルサ残留を決めた大黒柱のアンテ・トミッチ、元NBAでベテランPGのウキッチなどが中心。またNBAミネソタに移籍したダミヤン・ルデジュもいます。帰化選手のオリバー・ラフェイエットは大会前の強化試合で怪我をして離脱、代わりに元レアル・マドリードで同じく帰化選手のドンテイン・ドレッパーが入りました。

関連記事:マリオ・ヘゾニア(まとめ)

ギリシャ

ギリシャ代表:チームを率いるのはFIBAワールドカップに引き続きフォッチス・カツィカリスさん、V.スパヌリス、K.パパニコラウ、ヤニス・アデトクンボ、また昨季NBAメンフィスにいたコスタ・クーファス、ニック・カレイテスも代表入り。ユーロリーグではお馴染みのスロウカス、ジシスプリテンシスヤニス・ブルーシス、さらには今年の夏バルサと契約したStratos Perperoglou(読めない)も。

スロベニア

スロベニア代表:現役NBA選手のゴラン・ドラギッチ(兄)は外れていますが、弟のゾラン・ドラギッチ、元NBAのウロス・スロカー、そして2015-16シーズンからスペインでプレーする217cmのアレン・オミッチなど全体としては世代交代が進んでいる印象です。

ジョージア

ジョージア代表:日本では以前グルジアと呼ばれていましたが要請があってジョージア表記になりました、バスケットボールでも注目の国です。NBAのダラスと契約したザザ・パチュリア(211cm)がエースで、インサイドにはさらにユーロリーグでも名の知れた216cmのジョルジ・シェルマディニがいます。またアグレッシブなプレーのフォワード、ビクトル・サニキゼ(2004年にNBAドラフト42位で指名されています)は注目の選手です。その他NBAから復帰したSFのトルニケ・シェンゲリアも得点力あり。また16歳からスペインでプレーしている21歳200cmのSFベカ・ブルジャナゼも気になる選手です(このブルジャナゼはパチュリアのいとこらしいです)、さらに帰化選手としては元バルサでPGのジェイコブ・ピューレンがいます。さらにNCAAのサンディエゴ大にいるDUDA SANADZEという選手(196cmで23歳)はスペインのカナリアス・バスケットボール・アカデミーでプレー経験があるようです。

マケドニア

マケドニア代表:2011年大会はペロ・アンティッチとボ・マッカレブの2人が原動力となり大会4位の旋風を起こしましたがその2人は今回外れています。帰化選手だったマッカレブの代わりに帰化枠で入ったのがアラバマ大出身で2008年NBAドラフト49位のPFリチャード・ヘンドリックスがチームの中心です。PGにはベテランのブラド・イリエブスキと昨季からスペインリーグでプレーしているヴォイダン・ストヤノフスキーが注目です。

オランダ

オランダ代表:スペインで長くプレーする212cmのヘンク・ノレルが注目です、2009年NBAドラフト47位で指名されていて、2年前にはNBAミネソタ入りが濃厚と言われていましたが、2013年5月スペインリーグのプレーオフ直前に大怪我でNBAは流れてしまいました。また210cmのRoeland Schaftenaarは2011年から3シーズン、スペイン2部リーグでプレーしていました。

リオ五輪への道

まずこの6カ国のグループで上位4チームに入り決勝トーナメントに進無必要があります。16カ国によるトーナメント戦になって金メダル、銀メダルがリオ五輪の出場権を自動で得られます。そして3位から7位までに世界最終予選への切符が渡ります。つまりセミファイナルまで行けば世界最終予選への切符は最低限得られるということです。クォーターファイナルで敗退しても、5-8位決定戦で8位にさえならなければ世界最終予選へ進めます。詳細は男子リオ五輪欧州枠は2(1位2位が五輪、3位から7位が世界最終予選へ)にまとめました。