ヨーロッパ選手権2015の予選グループD(リーガ会場)の出場国と主な選手

グループDの会場はラトビアのリーガ

アレナ・リーガ(12,500人収容)

ユーロバスケット2015は4カ国共催です
グループAはフランスのモンペリエ
グループBはドイツのベルリン
グループCはクロアチアのザグレブ
グループDはラトビアのリーガ
が会場です、各組4位までが決勝トーナメントに進み、そこから会場はフランスのリールになります。

D組の6カ国

ラトビア

ラトビア代表:グループリーグの開催国でもあるラトビアでしたが、NBAニックスと契約したポルジンギスは残念ながら代表入りならず(まだA代表未経験)、チームの中心はロシアでプレーするビッグマンのカスパルス・ベールズィンシュ、スペインでプレーするSGのダイリス・ベルターンス、ドイツでプレーするPGのヤーニス・ストレールニエクスあたり。さらに2013年にNBAドラフトでメンフィスに指名された201cmのSFヤーニス・ティンマ(現在は交渉権がトレードされてマジックに)、またベテランPGのヤーニス・ブルームスの存在も心強い。さらにNCAAのシートン・ホール大出身のハラルヅ・カールリス(198cm)はスペインのカナリアス・バスケットボール・アカデミーでプレー経験があるようです。

リトアニア

リトアニア代表:中心選手はNBA選手のヨナス・ヴァランチューナス、そしてレアル・マドリードのヨナス・マチュリスになります。またゴンザガ大にいるアルビダス・サボニスの3男、ドマンタス・サボニスもかなり期待の存在。またベテランのセイブティスやユーロリーグでも名の知れたクズミンスカスあたりは注目です。

ベルギー

ベルギー代表:代表チームやクラブチームでもあまりベルギーチームが活躍する事はないですが、選手個人レベルではユーロリーグレベルの選手が数多くいます。NBAドラフト指名済で長くスペインリーグでプレーするアクセル・エルベレ、同じくACBでキャリアの長いPGのサム・バン・ロッソム、さらにユーロリーグでも名の知れた帰化選手のマット・ロジェスキがいて、この3人が中心選手です。他にもスペインで経験のあるジョナサン・タブ(コンゴ共和国出身のベルギー人PG)なども代表入りしています。

チェコ

チェコ代表:元NBAのヤン・ヴェセリーとバルサの長身PGトマス・サトランスキが2大エース、また帰化選手にアメリカ人のブレイク・シウが入っています / 詳細は夏に日本代表がチェコ遠征した時に書いた記事があるので参考にしてください、主な選手を動画付きで紹介しています。その他NCAAのシートンホール大出身のパトリック・アウダ(206cmで26歳)はアメリカに行く前、スペインのカナリアス・バスケットボール・アカデミーでプレーしていた模様。

ウクライナ

ウクライナ代表:2011年から2014年まで代表を率いていたマイク・フラテロさんが退任してしまい、帰化選手のプー・ジェターもいなくなり新しいウクライナ代表になった感があります。帰化選手は175cmのアメリカ人PGジェローム・ランドル(今年のNBAサマーリーグでもプレー)、中心選手は元NBA選手のキリーロ・フェセンコが代表復帰、さらに今年夏スペイン1部ACBのオブラドイロと契約した216cmのアルトム・プストヴォイがいます。NCAAのカンザス大へ進んだスヴャトスラフ・ミハイリュクは今回は代表から外れています。

エストニア

エストニア代表:今大会最も驚きの予選突破で本大会出場を決めたのがエストニア、1930年代に強かった時代がありますが、それ以来となるヨーロッパ選手権です。イタリアで長くプレーするクリスティアン・カングール(201cm)などがいますが厳しい戦いになりそうです。

リオ五輪への道

まずこの6カ国のグループで上位4チームに入り決勝トーナメントに進無必要があります。16カ国によるトーナメント戦になって金メダル、銀メダルがリオ五輪の出場権を自動で得られます。そして3位から7位までに世界最終予選への切符が渡ります。つまりセミファイナルまで行けば世界最終予選への切符は最低限得られるということです。クォーターファイナルで敗退しても、5-8位決定戦で8位にさえならなければ世界最終予選へ進めます。詳細は男子リオ五輪欧州枠は2(1位2位が五輪、3位から7位が世界最終予選へ)にまとめました。