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Hoy hemos amanecido conel 27+10 de @juanchohg14 en la #NBA Repasamos las mejores actuaciones rookies españolashttps://t.co/LE2lQfJkGi pic.twitter.com/qBzNYEWwMm
— FEB (@baloncestofeb) 2017年2月14日
ルーキーのフアンチョ、ウォリアーズ戦で27得点10リバウンド
21歳204cmのSFフアンチョ・エルナンゴメスは先日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でNBAでは3試合目のスターターとしてプレー、初のダブルダブルとなる27得点(キャリアハイ)10リバウンド(キャリアハイ)を記録、プレータイム43分も最多でした
この試合でナゲッツはNBAレギュラーシーズン最多タイとなる1試合24本の3Pシュートを決めて勝っていますが、その24本のうちフアンチョがチーム最多の6本を決めています。
スペイン人NBA選手たちのルーキーシーズンは?
フアンチョがルーキーで27得点を記録したのをうけ、スペインバスケットボール協会(FEB)は過去のスペイン人NBA選手のルーキーシーズンでのキャリアハイ得点の記録を集計して記事にしていました。
パウ・ガソル 2002年4月5日 32得点
2001年NBAドラフト3位で指名されたパウ・ガソルは21歳でそのままNBAのメンフィス・グリズリーズ入り、開幕4試合目でスターターに起用されるとそのままシーズン終了まで79試合にスターターでプレー、そして4月5日の対ヒューストン・ロケッツ戦で32得点を記録しました。なおこのシーズン、パウ・ガソルは外国人として初の新人王を獲得。
ラウル・ロペス 2004年4月14日 24得点
ロペスもパウと同じく2001年にNBAドラフト24位で指名されるも、ロペスは1年レアル・マドリードに残り2002-03シーズンからユタ・ジャズ入り、しかしこのストックトン現役ラストシーズンをロペスは怪我で全休、ルーキーシーズンは2003-04シーズンとなりました。ラウル・ロペスは翌日に24歳の誕生日をひかえた4月14日(シーズン最終戦)で31分間プレーして25得点を記録しました。
ルーキーシーズンは全82試合でプレー(うちスターター11試合)平均19.7分間7.0得点3.7アシスト。
ホセ・カルデロン 2005年11月4日 20得点
カルデロンはスペイン人では珍しくドラフト外でのNBA入り、2005年にトロント・ラプターズと契約しました。ルーキーシーズンは24歳、なんと開幕2戦目の対ニュージャージー・ネッツ戦でベンチから約33分間プレーして20得点を記録しました。
セルヒオ・ロドリゲス 2007年1月14日 23得点
2006年さいたま世界バスケの金メダルメンバー(チーム最年少)になった20歳のセルヒオ・ロドリゲス、すでに大会前2006年のNBAドラフト27位で指名されていて、世界王者として20歳でNBAのポートランド入り。当時はスペイン版ジェイソン・ウィリアムズというイメージで語られる事も多く、スパニッシュ・チョコレートなるニックネームもありました。
そのセルヒオ、ルーキーシーズンは67試合でプレーもスターターは1試合のみ、最多得点は1月14日の対デンバー戦、ベンチスタートから30分間プレーして23得点10アシストでNBA初のダブルダブルも記録しました。
ホルヘ・ガルバホサ 2007年3月23日 22得点
カルデロンと同じくドラフト外で2006年のさいたま世界バスケ金メダルを手にNBA入り、トロントでカルデロンとチームメイトになりました。ガルバホサは黄金世代より上の世代でNBA入りした時は28歳(シーズン中に29歳に)でした。トロントでのルーキーシーズン60試合にスターターとしてプレー、3月23日の対デンバー戦で22得点を記録しました。
※なお現在スペインバスケットボール協会の会長です(39歳)
フアン・カルロス・ナバーロ 2007年11月16日 28得点
ナバーロは2002年NBAドラフト40位で指名されていましたが、基本的にNBA行きに興味を示さずFCバルセロナとスペイン代表で大活躍を続けていましたが、シーズン3冠や代表で世界一になったタイミングもあり、子供の頃かずっと一緒だったパウのいるメンフィス・グリズリーズに27歳で移籍、結局ナバーロのルーキーシーズンの途中にパウはトレードでLALに行ってしまうわけですが..
ナバーロはデビュー8試合目の対ホーネッツ戦でベンチから33分間プレーして28得点を記録しました。
ルディ・フェルナンデス 2008年11月12日 25得点
2004年アテネ五輪でスペイン代表デビューしたルディーは2007年にNBAドラフト24位で指名され、1年後の北京五輪での銀メダルを手に23歳でNBAポートランド入り、ちなみにNBA北京五輪決勝ではハワード越えダンクはかなりのインパクトでした。ルディ・フェルナンデスはルーキーシーズン78試合でプレー、デビュー8試合目の対マイアミ戦で25得点を記録しました。
マルク・ガソル 2009年3月7日 30得点
兄のパウがメンフィスでプレーするのをきっかけに家族揃ってメンフィスに移住したため高校生の頃はメンフィスの高校でプレーしていたマルク、しかしNCAA行きはせず1人でスペインへ帰国してFCバルセロナの育成チーム入り、ACBで活躍、スペイン代表入りして2007年NBAドラフト48位で指名され、2008年北京五輪後にかつて兄がプレーしたメンフィスに23歳で戻ってきました。
マルクのルーキーシーズンは全82試合でプレー、うちスターターが75試合(デビュー戦からダブルダブル)、そして3月7日対フィラデルフィア戦で30得点を記録しました。
セルジ・イバカ 2010年3月3日 15得点
イバカはスペインリーグでプレーしていましたが、NBA入り当時スペイン国籍は持っていませんでした(国籍取得は2011年7月)、NBAドラフト指名されたのも2008年18歳の時(まもなく19歳になる時)、まだまだ荒削りでしたが1年ACBでプレー後、2009年にNBAのサンダーと契約。
ルーキー・シーズンは20歳、73試合全てベンチスタートでプレーして平均2.6ブロックショットと片鱗もみせていました。最多得点は3月の対デンバー戦の15得点。
リッキー・ルビオ 2012年2月19日 22得点
ルビオは2009年ドラフト5位で指名されたものの、バルセロナで2年プレーしてからのNBA入り。しかし2011-12シーズンからの参戦だったため、ロックアウトがあったシーズンでのルーキーシーズンだったのを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。12月26日の開幕でNBAデビュー、1月13日に11試合目で初のスターター、そして過密スケジュールの中、3月9日にLAL戦で怪我をしてシーズン終了となってしまうまで全41試合(うちスターター31試合)がルーキーシーズンでした。キャリアハイは2月19日のシクサーズ戦の22得点でした。
ビクトル・クラベール 2013年4月1日 12得点
クラベールは2009年21歳でスペイン代表入りした年にNBAドラフト22位で指名され、そこから3年ACBのバレンシアで活躍し、2012-13シーズンからNBA入り、ポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしました。ルーキーシーズンは開幕3試合目でデビューするものの最初の20試合はほぼ出番なし、12月10日の対トロント戦で初のスターターとなると1カ月ほどプレータイムが増えましたが、2桁得点などはありませんでした。
2月下旬ころからまたプレータイムをつかみ、2桁得点、2桁リバウンドの試合もいくつか、そして4月1日のユタ戦で12得点したのがルーキーシーズンのキャリアハイです。46試合でスターターは16試合のルーキーシーズンでした。
ニコラ・ミロティッチ 2015年3月1日と20日 29得点が2度
ミロティッチは2010年19歳でスペインの国籍を取得、2011年NBAドラフト23位で指名され、その後もレアル・マドリードで3シーズン過ごしてからの23歳でのNBA入りでした。シカゴ・ブルズではルーキーシーズンから全82試合に出場(うちスターターは3試合のみ)、ベンチからですが平均20.2分間10.2得点4.9リバウンドを記録しました。
ルーキーシーズンのキャリアハイは3月にクリッパーズ戦とラプターズ戦でいずれもベンチスタートから29得点というかなりハイスコアを記録しています。
※ミロティッチはさらにルーキーシーズンにプレーオフでも11試合プレーしました。
アレックス・アブリネス
2017年2月24日対LAL戦で初のスターター(47試合目)19得点(キャリアハイ)
※まだシーズン中
ヴィリー・エルナンゴメス
2017年3月25日対サンアントニオ戦で25得点(キャリアハイ)
※まだシーズン中
フアンチョ・エルナンゴメス
2017年2月14日対ゴールデンステイト戦で27得点(キャリアハイ)
※まだシーズン中