NBAから復帰のシェンゲリアが3年契約でラボラル・クチャへ

スペイン1部Liga Endesaのラボラル・クチャは、2014-15シーズンへ向けて補強を開始、以前から噂のあったグルジア(ジョージア)人のトルニケ・シェンゲリアと3年契約を発表した。

トルニケ・シェンゲリアは2012年7月20歳の時にNBAブルックリン・ネッツと2年契約して、2シーズン(ネッツとDリーグ、そしてブルズに)在籍したが、2014年4月シカゴからカットされていた。

NBA時代の成績

20歳21歳でチャレンジしたNBAで202㎝の若きSFシェンゲリアは所属したネッツで36試合出場(1年半)、ブルズでは9試合出場(4ヶ月)、2013年4月15日の対ワシントン戦では11得点11リバウンドのダブルダブルも記録しました。

Dリーグ時代の活躍

ブルックリン・ネッツでは出場機会もなく頻繁にDリーグのスプリングフィールド・アーモリーへ送られていましたが、そこではかなりの活躍と言っていいほどの数値を残しました。

  • 2012-13 10試合平均36.1分間24.3得点8.2リバウンド4.0アシスト
  • 2013-14 4試合平均27.0分間13.3得点5.0リバウンド1.5アシスト

2013年1月24日の試合では39得点18リバウンド6アシスト3スティールを記録(動画)

実はスペインで育成された才能

まだ22歳、もうすぐ23歳になるシェンゲリアはまだまだこれからプロのキャリアを重ねていく存在の選手、実はこのシェンゲリア、2007年16歳の時にすでにスペインACBバレンシアと契約し、カンテラ(育成チーム)でプレーしていました。そして2009年2月8日対メノルカ戦でLiga ACBデビュー、18歳でバレンシアのBチームに昇格して4部リーグで1年プレーしました。

その後、バレンシアでトップ昇格はならずベルギーリーグの強豪スピルーなどで腕を磨き2012年NBAドラフト54位で指名されて、NBA入り、そして今に至っています。

今後、スペインで活躍し、ユーロリーグでプレーし、代表選手として欧州選手権で活躍を続ければ再びNBAから声がかかる可能性も十分あるかと思います。ラボラル・クチャでの飛躍に期待です。


10代の頃のACBバレンシア時代ハイライト動画