フランス代表を率いるヴァンサン・コレHCは10月17日、11月のFIBAワールドカップ欧州1次予選を戦うフランス代表候補24名を発表しました、問題は24名中10人がユーロリーグ所属の選手ということです(なおNBA組は選ばれていません)
[COMMUNIQUE] #TeamFranceBasket La liste officielle des 24 joueurs 🇫🇷 dévoilée
🏀
La liste ➡ https://t.co/7vwU0Vm9JC #FIBAWC2019 pic.twitter.com/j7SkU9HVKQ— Equipe France Basket (@FRABasketball) 2017年10月17日
何が問題か
FIBAワールドカップ予選はシーズン中にH&A方式で行われることが決まっています、そのためBリーグをはじめ世界各国リーグは年間カレンダーを調整し、国内リーグに中断期間を設けています。NBAは例えば2015年10月にアダム・シルバーさんがマドリードで「シーズン中の選手派遣にNO」などと発言して早くから協力しないことを表明していて、さらにターキッシュエアラインズ・ユーロリーグも同様に選手派遣には反対を表明していて、これが俗にいう「FIBA対ユーロリーグ問題」の1つです(そもそもはユーロリーグをFIBA主導で運営しようという動きもあり…今回は省きます)
で、問題は11月の日程です
11月18日(土)フランス国内リーグ第10節
11月19日(日)フランス国内リーグ第10節
11月24日(金)ベルギー対フランス(アントワープ)
11月27日(月)フランス対ボスニア・ヘルツェゴビナ(ルーアン)
12月2日(土)フランス国内リーグ第11節
12月3日(日)フランス国内リーグ第11節
と、国内リーグを中断し、アウェーでのベルギー戦、ホームでの試合と2試合のために合宿もできるようになっているはず..
しかしユーロリーグはここにも試合を組んでいるのです。
11月23日(木)ユーロリーグ第9節
11月24日(金)ユーロリーグ第9節
の全8試合があります
ユーロリーグ組は10人
レオ・ウェスターマン(CSKAモスクワ)
トマス・エウテル(FCバルセロナ)
アントワン・ディオ(バレンシア)
ファビアン・コゼール(レアル・マドリード)
ナンド・デ・コロ(CSKAモスクワ)
アレックス・トゥーパン(ジャルギリス)
アドリアン・モーマン(FCバルセロナ)
ケヴィン・セラフィン(FCバルセロナ)
マティアス・レソート(ツルヴェナ・ズヴェズダ)
ヴァンサン・ポワリエ(バスコニア)
彼ら10人を招集できない場合、フランス代表はNBA組、ユーロリーグ組抜きで代表を編成することになり、残りのメンバーはフランス国内リーグの選手が中心となるようです
パリに戻ったボリス・ディアウがいて、あとは中国CBAの広東と契約したエドウィン・ジャクソンの名前も、予選のために中国から欧州に戻って試合をするんでしょうか..
※ところで24名を選ぶというのはFIBAの世界共通フォーマットのようですね、まず24名をFIBAに登録するようです、そしてさらに24名から15名を11月の試合のためにエントリーするようです(フランスはすでにこの15名も決めています)、15名の中にユーロリーグ組選手もいるためフランスは直前に変更の余地があるようです。