2015-16 スペイン3部LEB Plata(レブ・プラタ)

7月にスペイン2部3部(LEB)2015-16の編成はこうなる?というエントリーをしましたが、いよいよスペイン男子3部リーグのLEB Plata(レブ・プラタ / プラタは銀の意味で英語メディアではLEB Silverという表記も)のチーム数が14チームに決まりました。

※ちなみに2部リーグ 2015-16はこちらを参照

簡単にですが、どんなチームが参戦しているのかをまとめました。

2015-16シーズンの3部参戦チーム

※括弧内は2014-15シーズンの成績

  • ソルノサ・サスキバロイア・タルデア(3部4位)
  • フンダシオン・ルセントゥム(3部5位)
  • マリン・ペイシェガレゴ(3部6位)
  • XUVENカンバドス(3部7位)
  • ビテン・ヘタフェ(3部8位)
  • アビラ(3部9位)
  • C.B.タラゴナ(3部10位)
  • サミックISB(3部13位)
  • サエンス・オレカ・アラベッリ(3部15位)
  • シウダード・デ・バリャドリード(2部4位)
  • クリニカス・リンコン(2部14位)
  • C.B.モロン(4部から昇格)
  • コビラン・グラナダ(4部から昇格)
  • シンプリー・エル・オリバル(4部から昇格)

※昨季3部リーグ1位カセレスと2位カステジョは2部に昇格
※昨季3部リーグ3位のグアダラハラは地域リーグに降格(おそらく財政問題)
※昨季3部リーグ11位のカナリアス・バスケットボール・アカデミーは4部リーグ(EBA)へ
※昨季3部リーグ12位のバルサBは2部に参戦
※昨季2部リーグ4位のバリャドリードが3部に降格(財政問題)

ソルノサST(昨季3部4位)

ACBのビルバオからレンタルで199cmのスペイン人SFボルハ・メンディアを確保、そして詳細不明なんですが、ギリシャの超強豪チームのカンテラにいたナイジェリア系ギリシャ人(188cmで20歳のPG)のEtinosa Erevbenagie(読めない..)という選手が所属します。今年夏ビルバオが契約して、このソルノサにレンタル移籍させてプレーさせます。

また16歳からスペインでプレーしているコートジボワール代表のSeydou Aboubacar(21歳 / 207cm)と契約しました。

フンダシオン・ルセントゥム(昨季3部5位)

NCAAのフロリダインターナショナル大にいたマルコ・ポーチャーと契約、さらにレンタルでラボラル・クチャからSFのカルロス・マルティネスを獲得、ACBのマンレサからはカメルーン人ビッグマンのヨハン・コディもレンタルして、かなり強力なメンバーになりました。また昨季の司令塔アドリアン・フエンテスは残留しています。

マリン・ペイシェガレゴ(昨季3部6位)

XUVENカンバドス(昨季3部7位)

HCに海外経験豊富なスペイン人ミゲル・アンヘル・オージョです。

ビテン・ヘタフェ(昨季3部8位)

スペイン1部ACBのフエンラブラダの提携チームで、Bチームのような存在。注目は17歳191cmのSGビクトル・モレノ、才能溢れるオフェンス能力から今夏強豪クラブからのオファーも多かったようですが、地元チームに残留、シーズン中にACBデビューも考えられます。もう1人の注目選手ですが、21歳のSFで今年夏、マリ共和国代表選手としてアフリカ選手権にも出たブバカール・モウンゴロがいます。

アビラ(昨季3部9位)

2015年アフリカ大陸選手権ウガンダ代表のブランドン・セビルンビと契約、またバルサのカンテラ出身のPGカルレス・マルソとも契約しました。

C.B.タラゴナ(昨季3部10位)

HCがベルニ・アルバレスで、ACBのセビーリャからはガードのディエゴ・ガジャルドをレンタルで獲得しました。

サミックISB(昨季3部13位)

ISBはIraurgi Saski Balotaの略だが、バスク語らしくイマイチわかりません。おそらくIraurgiがチーム名でサミックはスポンサーネーム、1部リーグACBのギプスコアの提携チームだと思います。U19スペイン代表のチャビ・オロスが今季も所属となるようです。また今年夏ギプスコアが6年契約で獲得したセルビア人PG(18歳191cm)のニコラ・チルコビッチもプレーします。

サエンス・オレカ・アラベッリ(昨季3部15位)

1部ACBのラボラル・クチャのBチームではないですが、提携に近い関係を持つチーム、19歳のラトビア人リナルズ・マルマニスをレンタル移籍で受け入れています。他にはACB経験のあるPGのファビオ・サンターナが加入しました。

シウダード・デ・バリャドリード(昨季2部4位)

財政問題もあって3部降格しましたが、地元愛もあって元U20スペイン代表で現3×3スペイン代表のセルヒオ・デ・ラ・フエンテ、そして2015年U16スペイン代表でセンセーションとなった16歳199cmのSGミゲル・ゴンサーレスくんが残留(ゴンサーレスは昨季15歳で2部リーグにデビュー済)、さらにACB経験のあるガードのアントニオ・イスキエルドも戻ってきました。

※正式には別組織としての再出発です
※なんと開幕直前にバレンシアからパブロ・ペレスのレンタル移籍が発表されました!!!

クリニカス・リンコン(昨季2部14位)

1部ACBウニカハ・マラガのBチーム、昨季途中から引き続き指揮をとるのはパコ・アウレリオスさんです。チームの中心はすでにウニカハでトップデビュー済の3人でガードのモー・ソルアーデ、SFのロマリック・ベレメネ、PFのケナン・カラホズィッチ、ほか全メンバーが20歳から16歳で構成されているまさに育成チーム。

C.B.モロン(昨季4部から昇格)

ギジェルモ・サンチェス(24歳202cm / PF)は昨季は英国2部のレディング・ロケッツでプレー。

コビラン・グラナダ(昨季4部から昇格)

グラナダがACB時代に活躍した40歳のヘスス・フェルナンデスが在籍しています。また今季からレブロン・ジェムズのいとこ、デュアン・ジェームズと契約、開幕戦で18得点、第2戦で23得点13リバウンドと存在感をみせています。

シンプリー・エル・オリバル(昨季4部から昇格)

1部ACBのサラゴサの提携チーム、Bチームのような存在のチーム。トップチームでも出番があると思われるガードのセルジ・ガルシアがエース格、さらに今年のFIBAヨーロッパU18オールスターゲームにも出場したチェコ人のSimon Purslが所属、4年契約で加入の206cmのラトビア人SFのVerners Kohsもレンタルでこのオリバルでプレーします。同じくサラゴサが契約したウィスコンシン・パークサイド大(NCAA Div.2)出身のリトアニア人PFのジーギマンタス・リャウカもレンタルでプレー、他に2人ほど30代の選手がいますが、あとはほとんど10代の選手ばかり。