36チームが6組に分かれて全10試合を戦った1次リーグ、開幕前に書いた記事がこちら「ユーロカップ 2014-15 注目チーム・選手まとめ」です。AからFまでの6組上位4チームの計24チームが2次リーグに進出しましたが、そこにユーロリーグの1次リーグの敗退チームである8チーム(AからDまでの4組の5位と6位)が加わり、計32チームが戦うのがLast32ラウンド(2次リーグ)です。
ちなみに今季のユーロリーグの参加チーム24チームのうち、1次リーグで脱落し、ユーロカップにまわってきたのは次の8チームです。
- ディナモ・サッサリ(イタリア)
- ウニックス・カザン(ロシア)
- ツェデヴィタ・ザグレブ(クロアチア)
- リモージュ(フランス)
- バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- トゥロ・ズゴジェレツ(ポーランド)
- バレンシア(スペイン)
- ネプトゥーナス(リトアニア)
LAST32ラウンド(2次リーグ)
2015年1月8日から2月11日まで行われる2次リーグは、各国参加チームが土日に国内リーグをこなしながら基本水曜日に開催されます。32チームなので、4チームずつ8つのグループ(GHIJKLMN)に分かれて、各チームはホームで3試合アウェイで3試合の計6試合を戦います。ここで各組上位2チームが勝ち残り、上位2チームx8組で残り16チームでやっとトーナメント戦になります。
グループG
ウニクス・カザンはニコス・ジシスが退団し、新たにロシア代表のアントン・ポンクラショフ(グループIにいるクラースヌィ・オクチャーブリからの移籍)と契約、HCはギリシャ代表を率いたカツィカリスさん。
- ウニックス・カザン(ロシア)Euroleague A組5位で敗退組
- ストラスブール(フランス)ユーロカップA組8勝2敗1位
- CEZニンブルク(チェコ)ユーロカップC組5勝5敗3位
- ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)ユーロカップD組5勝5敗4位
注目選手
ウォルター・ホッジ(元ラボラル・クチャでヴァージン諸島代表選手)
ユーロカップ1次リーグでは10試合平均30.7分間16.7得点6.5アシスト
グループH
ディナモ・サッサリ(イタリア)は現在イタリア国内リーグは9勝4敗3位と好調、元ポーランド代表のデビッド・ローガン、ドミニカ共和国代表のエドガル・ソーサなど外国人選手の活躍が目立ちます。
- ディナモ・サッサリ(イタリア)Euroleague A組6位で敗退組
- グラン・カナリア(スペイン)ユーロカップB組10勝0敗1位
- バンビット(トルコ)ユーロカップE組6勝4敗2位
- ブドゥチノスト(モンテネグロ)ユーロカップF組3勝7敗4位
注目選手
カイル・クーリック(元ルイヴィル大)グラン・カナリア所属
ユーロカップ1次リーグでは10試合平均23.4分間13.5得点
グループI
ツェデヴィタ・ザグレブ(クロアチア)はアドリア海リーグでは11勝4敗3位と好調です、クロアチア代表のウキッチや元ACB選手のフラン・ピレピッチやマリオ・デラシュなどが在籍しています。HCはクロアチア代表を率いたジャスミン・レペサさん。
- ツェデヴィタ・ザグレブ(クロアチア)Euroleague B組5位で敗退組
- ヴィルトゥス・ローマ(イタリア)ユーロカップC組7勝3敗1位
- クラースヌィ・オクチャーブリ(ロシア)ユーロカップE組6勝4敗3位
- CAIサラゴサ(スペイン)ユーロカップA組5勝5敗4位
注目選手
ラモント・ハミルトン(中断期間中にスペインのラボラル・クチャから移籍)クラースヌィ・オクチャーブリ
グループJ
リモージュ(フランス)は新たにフランス代表ミカエル・ジェラバル(グループGにいるストラスブールからの移籍)と契約、スペインで1年プレーしたアドリアン・モーマンも在籍している。
- リモージュ(フランス)Euroleague B組6位で敗退組
- ヒムキ・モスクワ(ロシア)ユーロカップD組8勝2敗1位
- PAOKテッサロニキ(ギリシャ)ユーロカップF組6勝4敗2位
- フォックスタウン・カントゥ(イタリア)ユーロカップB組4勝6敗4位
注目選手
タイリス・ライス(2013-14シーズンのユーロリーグFinalMVP)ヒムキ・モスクワ
グループK
惜しくもユーロリーグTOP16ラウンド進出ならなかったバイエルンは現在ドイツ国内リーグで13勝3敗で2位、短期契約で加入していたボ・マッカレブとも今季終了まで契約を延長している。
- バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)Euroleague C組5位で敗退組
- ブローズ・バスケッツ(ドイツ)ユーロカップA組6勝4敗2位
- JDAディジョン(フランス)ユーロカップB組6勝4敗3位
- オリンピヤ・リュブリャナ(スロベニア)ユーロカップD組6勝4敗3位
注目選手
ボ・マッカレブ(元マケドニア代表)バイエルン・ミュンヘン
グループL
ポーランド国内リーグでは13戦無敗で1位独走のトゥロ・ズゴジェレツ、ユーロカップでは真価を見せられるか。スペインのセビーリャはスペイン国内リーグで苦戦中(3勝11敗18位)こちらも注目。
- トゥロ・ズゴジェレツ(ポーランド)Euroleague C組6位で敗退組
- リエトゥヴォス・リータス(リトアニア)ユーロカップE組8勝2敗1位
- テレネット・オーステンデ(ベルギー)ユーロカップB組6勝4敗2位
- バロンセスト・セビーリャ(スペイン)ユーロカップC組5勝5敗4位
注目選手
クリスタプス・プアルズィンギス(19歳211cm)セビーリャ所属
https://www.youtube.com/watch?v=RhoEgBjZXSM
ユーロカップ1次リーグでは10試合平均20.0分間10.2得点4.1リバウンド1.3ブロックショット
グループM
外国人選手がムスタファ・シャクール1人で旋風を起こしたネプトゥーナス(リトアニア)は惜しくもユーロリーグでTOP16ラウンド進出ならず、今度はユーロカップでどんな戦いを見せるか。
- ネプトゥーナス(リトアニア)Euroleague D組5位で敗退組
- ベシクタシュ(トルコ)ユーロカップD組7勝3敗2位
- パリ・ルヴァロワ(フランス)ユーロカップA組5勝5敗3位
- ピナル・カルシャカ・イズミル(トルコ)ユーロカップF組6勝4敗3位
注目選手
フアン・パラシオス(スペインでもプレー歴あり)ピナル・カルシャカ
ボビー・ディクソン(ユーロで実績のある178cm登録のPG)ピナル・カルシャカ
グループN
今季調子の出ないスペインのバレンシアは心機一転、ユーロカップを戦います、昨季のユーロカップ王者として力を見せたいところ。同組では今季絶好調のロコモティフ・クバンがいて、激戦となりそう。
- バレンシア(スペイン)Euroleague D組6位で敗退組
- ロコモティフ・クバン(ロシア)ユーロカップF組10勝0敗1位
- SLUCナンシー(フランス)ユーロカップC組6勝4敗2位
- CSUアセソフト・プロイェシュティ(ルーマニア)ユーロカップE組5勝5敗4位
注目選手
ネマニャ・ネドビッチ(バレンシア)
各組上位2位まで(x8)がベスト16トーナメントへ
ベスト8入りをかけてトーナメントですが、ユーロカップの面白いところはホーム&アウェイの2試合合計の得失点差で勝ち抜けチームを決めるスタイルということです。こちらは3月3日から11日の間に2試合が開催されます。