新卒大学生が23歳とする世代の今(スペインのバスケットボール)

日本で言うと高校を卒業して(16歳から18歳)大学生活を過ごし(19歳から22歳)て卒業、23歳で新卒選手としてプレーをするケースが一般的ですが、さてスペインのケースはどうでしょうか。または日本では近年高卒で19歳から新卒選手としてプレーするケースもあるにはありますが、いずれにせよ現在23歳のスペイン人選手の紹介です。今回は2009年1月現在23歳の選手を紹介するエントリーです。

NBA選手ロドリゲス

まず1番に名前があがるのが、セルヒオ・ロドリゲスですね。ご存知NBAポートランド・トレイルブレイザーズの選手で、世界バスケ2006でも来日しています。彼のキャリアをあえて日本風に言えば高校3年生で1部ACBエストゥディアンテスのトップチームでプレーし、大学1年時に代表入り世界選手権出場、その後NBA入りし3シーズン目をプレーしている、となります。(ちなみにルディー・フェルナンデスは1歳年上)

ACBで活躍する23歳

そのほかの同世代も続々とLiga ACBの中心選手としてプレーしています。ルディー・フェルナンデスが抜けたジュベントゥットでポジションを手に入れたパウ・リバスはダンクも魅せるガードの選手。同じくガードのセルヒオ・リュルはレアル・マドリードで存在感あるプレーぶりでこれまたダンクを得意としています。カルロス・スアレスは、セルヒオ・ロドリゲスと同時期にトップチームにデビューした選手で今はエストゥディアンテスの中心選手。

レンタル移籍を経てACBへ復帰する23歳

またバルサのカンテラ育ちのエリートたちはスペイン各地へレンタルされて出場機会を得た末に、現在多くの選手がLiga ACBでプレーしています。

  • アルベルト・モンカシ
  • チャビ・レイ
  • イバン・ガルシア
  • マルク・フェルナンデス
  • アルベルト・フォンテ

彼らはいずれもU20スペイン代表やU18スペイン代表で一緒にプレーした経験を持っていまして、18歳でF.C.バルセロナのトップチームでプレーすること、プレータイムを得ることは容易ではありません、そのため2部リーグなどへレンタル移籍し、チームの中心選手としてプレーすることで、プレータイムを得て成長するのです。

スペインでプレーする23歳の外国人選手

バルセロナでプレーするエルサン・イルヤソワ(トルコ)も同世代で、日本で言えば大卒1年目の選手です。その他の同世代としては、今季ジュベントゥットでブレイクしたオランダ代表のヘンク・ノレルや、すでにNBAドラフトされているグラン・カナリアの英国人ジョエル・フリーランドの名前をあげることができます。